みなさんこんにちは

森興業の営業担当の東谷です。

とある現場での出来事なのですが、現場監督さんの立ち合いの元、基礎土台の対角長を計測したところ、図面より１０ｍｍほど長い土台となっておりました。

 

弊社の社内規定では基礎土台の誤差は±１０ｍｍまで、と定めておりますので、この現場における社内規定ではギリギリＯＫなのですが、建築依頼主様の会社の規定では誤差の許容範囲は±３ｍｍまで、との事で、「社内に持ち帰って検討しますが、修正をお願いする場合、どのように対応して頂けますか？」と質問されました。

 

弊社の職人も各現場では図面に従って誤差の出ないよう細心の注意を払いながら工事を行っておりますが、人の手によって作られる物なのでどうしても誤差は出てしまいます。

 

７ｍｍの誤差も建物の土台が内・外側共に収まる範囲なので、基礎土台の上に建物を建築する場合に特に問題が起こる訳ではありませんが、実際には±３ｍｍの誤差で収める為には「組んでは計測、組んでは計測」等を行い、仕上げまでの工程数を増やさないと誤差の少ない精度の高い物が出来上がりません。

 

となると、見積り額で依頼主と折り合いが付かなくなります・・・。

求められる精度の高さと金額とのバランス。

難しい問題ですね・・・。